書式を使う

セルの書式を変更する
 

 書式とは、セルに入っている実際の値を、表示形式を変えて見せる設定です。文字の大きさや太字・斜体などの変更も書式といいますが、エクセルには特有の書式の概念があります。セルを選択して書式→セルを開きます。書式設定の画面には、下のように、「表示形式」・「配置」・「フォント」・「罫線」・「パターン」・「保護」などがありますが、ここでは「表示形式」という書式について説明します。書式を理解することで、エクセルの奥が見えてきます。
A1には、0.1564という小数が入っています。

小数の書式

 ここで、書式を変更して見ます。すると、A1の表示が変わります。

上は、時刻という分類の13時30分という形式にし、右はパーセンテージで小数点以下を1桁にしたものです。どちらも、A1にの値は小数の0.1564で同じです。標準にすると、その値が見えます。
時刻は、24時間を1とした小数のシリアル値で入るので、実際に3時45分と入れても、書式が自動設定されて3時45分と表示されますが、実際には小数(0.15625)が入ります。0.1564は上の表示のように、3時45分13秒ですが、秒は表示しないようになっています。

%単位の数値も、実際の値は1/100の小数が入ります。従って、掛け算の際に100で割る必要はありません。

整数の書式

 整数の書式は、代表的なものは「日付」と金額です。下の例は、どちらもセルの値は15640という整数です。

 上は、日付の分類のH13.3.14の書式(日本の年号の省略形)にしました。エクセルでは、1900年1月1日を基点とした整数で日付を表しています。この日から15640番目の日は、和暦では昭和17年10月26日です。数式バーには西暦が表示されています。

上は通貨で単位を¥にした場合です。同じ整数を、通貨の書式で表示すると、右のように3桁区切りのカンマが自動で入ります。この書式ではマイナスは赤文字で表示されます。

その他 の書式

書式のその他には、日本語の書式があります。

半角で入力しても、数字などを全角や、漢数字に変更できます。

住所録の印刷などには便利です。

書式を使いこなす(セルの値をクリアしても書式は消えない)

書式は、自動で設定されるので、始めから日付の書式で入力すれば、そのシリアル値の整数が入ります。また、後から書式を設定しても、単位は自動で入ります。下の例です。数式の中にセルの座標を入れれば、そのセルの数量が代入された式になります。また、自動で設定された書式も、標準に設定しなおさない限り、セルの値をクリアしても書式は消えません。いったん日付を入力したセルは、整数を入れても日付の書式で表示されます。自動で設定された書式を、書式→セルで手動で標準に戻してください。ユーザー書式を選ぶと、書式の独特の書き方(定義の仕方)が見えます。

ユーザー定義で書式を作る

書式は、自分で作ることもできます。ユーザー定義を選び、独特の書き方に従って定義すれば、一覧に無いものも、オリジナルの書式で表示できます。書き方のマニュアルはありませんが、ユーザー定義の一覧が手本になります。間違えて作ったり不要になった書式は、選択して削除できます。

 日付の書式:

 日付の場合は半角のyyyyが4桁の西暦を、mが月(month)を、dが日にち(day)を表しています。また、geは和暦の年号をアルファベットで省略したものを、gggeは省略しないで表す場合です。単位の文字は"(半角のダブルクォーテーション)で挟んで挿入します。右の表示窓の中に書き換えてOKすれば、新しい書式ができます。yyは西暦の下2桁を表します。

例えば、15640をS17.10.26でなく、S17-10月(日にちは表示しない)という書式で表示する場合は、
ge"-"m"月" という書式を登録します。実際には種類の窓で、近いものを書き換えてOKします。

曜日を表示したい場合は、aaaまたはaaaaを指定します。aaaは木、aaaaは木曜日のように表示されます。

この例は、曜日を1文字にして()で挟んだ書式です。下のようにすれば、どんな数字を入れても曜日だけ出ます。
よく使うのは、10/10(日)のような書式ですが、これは m/d(aaa) という書式を設定するだけです。

時間の書式:

 時間・時刻は、h(時間)とmm(分)とss(秒)で表します。:(コロン)以外の区切り文字を使いたい場合は、ダブルクォーテーションで挟んで挿入します。値が1を超えると、翌日になってしまうので、時間は24時間単位で減って表示されますが、労働時間の合計などで24時間以上を表示したい場合は、hの代わりに[h]を使います。

 セルの値は3.248でが。

上の例は、"合計="[h]"時間"mm"分" という書式を設定したものです。3日と5時間57分が、77時間と表示されます。このように、1を超えると日付(日数)が発生して、数式バーには日付も表示されます。日付と時刻を一緒にした書式もあります。

数値の書式:

1.0(ゼロ)を非表示にする書式  0;0    (0;0 実際には半角を使いますが、見やすいように全角で表示)

シートオプションで0を非表示にすれば、この書式は不要です。また、シートオプションで0を非表示にしたときに、特定のセルだけは、0を表示したいときは、0;0;0 の書式を設定します。

2.単位をつける  #"個" のように #に"単位"をつけるだけです。
  数値が小数で、小数点以下を2桁表示したければ、#.00"グラム"のようにします。小数以下が0でも00とでます。

3.漢数字で表示したい  その他のなかにある漢数字を選びます。

 

これは [DBNum1][$-411]G/標準 という書式ですが、[DBNum2][$-411]G/標準 とすれば伍萬六阡四百弐拾壱 に、[DBNum3][$-411]G/標準 なら5万6千4百2十1と表示されます。

4.数字を記号(文字列)で表示させる書式    [=0]"×";[=1]"○";"◎"

0のときは×、1のときは○、それ以外のときは◎のように、数値によって記号を表示させる書式です。条件は3つまでですが、これで関数やIf文を使わず、直接数字を入れれば記号が表示されます。

 新規に作成した書式は、エクセルファイルに保存されます。従って、別のブックで同じ書式を使いたいときは、そのブックを開いてから、新たにユーザー書式を設定します。

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