人気の高さで2007年のサポート終了予定が、2012年まで延長されたWindowsXpですが、これは新しいOSであるVistaの不人気を象徴しています。
実際に、発表から1年たったVistaの使用者は、直後の人気の割にはあまり増えていません。下の図は、Win坊のページアクセスを解析したものですが、1.2%から3.5%にしか増えていません。Xpの割合は逆に74.6%から76.8%と増えています。今は、発売も停止されている貴重なXpです。もっと使い続けるために、メインテナンスをし、寿命を延ばしておきましょう。 最近どうも調子が悪い・遅くなったなど不満が出てきた人は、新しいVistaを買う前にメインテナンスを実行してみてください。

発売直後2007/2月調べ

1年後の2008/2月調べ

 ●自分のパソコンの状態(性能)を確認する

マイコンピューターを右クリックして、メニューの下の「プロパティ」を表示します。このページのトップの全般で概要がわかります。

確認するのは、システムの中のバージョンです。これが、Service Pack2になっていないと、2012年までのサポート対象になりません。パソコンをインターネットに繋いでいる場合は必ずアップデートでService Pack2にしておく必要があります。これは大規模なアップデートなので、回線速度が遅い場合はダウンロード・インストールに時間がかかります。

次に確認するのが、ハードウェア情報です。図は、DellのものなのでDellのロゴがありますが、その右側のCPU名の表示と、RAMメモリーの容量です。
図のPentium4 CPU 3.8GHzはほぼ最高スペックですが、クロックの3.8GHzの数字がパソコンの基本の馬力になります。このCPUは取り替えることはできませんが、RAMメモリーは増設可能です。1.99GBというのも、ほぼ最大の値です。1GBや512MBは最低でも確保したいところです。128MBや256MBでは、WindowsXpは満足に動かないはずです。RAMメモリー増設は、購入するメモリーの種類・取り付け方法など知識が必要なので、マニュアルなどを確認して下さい。512MB入れたはずなのに、これより若干少ない表示になる、という場合があります。これは、パソコンによってRAMメモリーの一部が、グラフィックに使われるためです。ノートパソコンなどはこのような場合が多いです。

無駄な見栄えを止める・視覚効果の軽減

 WindowsXpのデザインは、発売当初は魅力的で目を引くものでした。ウインドウの角を丸くしたり、影をつけて立体的に見えるようにしたり、半透明の2重表示など、これらのデザイン効果は実はCPUに大きな負担をかけています。新婚当初は、新妻の化粧も新鮮でしたが、5年も経って人柄も十分わかったところで、これらの化粧をとっても魅力は失われないでしょう。無駄な視覚効果を止めることで、WindowsXpは相当早い反応になります。Vistaの遅さは、この効果をさらに進めて度派手な化粧をしていることにもあります。

スタートメニューからコントロールパネルを開きます。ここで、パフォーマンスとメインテナンス→視覚効果の確認 と進みます。

 

右図の視覚効果のページののチェックを外していきます。実際のウインドウはすべて見えていないので、矢印のスクロールボタンで下まで確認して下さい。

「パフォーマンスを優先する」にチェックを入れれば、すべてなくなりますが、さすがに「すっぴん」はかわいそうなので、一部は残しておきます。

きびきびした動作に効果的な外し方の例です。よく使うメニューは、クリックしてからスライドして開きますが、これを止めるとスパッと開きます。スライド(ゆっくり出てくる)とフェード(ゆっくり消える)を止めれば、見かけのスピードは改善されます。

自分のパソコンの能力に合わせて、不要な効果を削除してください。いったんすべて止めて、後から必要な効果を選択することもできます。

ワードやエクセルしか使わない、という人は「すっぴん」でもかまいません。かなり改善されることが実感できます。それだけ、視覚効果はパソコンの資源を食うものなのです。
 


余分な脂肪を取り除き、身軽にする

人間もパソコンも、長く生活していく余分なものが着いてきて身が重くなるのは同じです。必要に応じて削除できるファイルと異なり、システムの中にたまったものは普通には削除できません。手動でハードディスクの中のファイルを削除していくうちに、肝心のものまで切ってしまい、パソコンが動かなくなることもあります。ハードディスクの最適化などは、日常的なメインテナンスとして実行するのは当然ですが、これとは異なるクリーンアップがあります。ソフトも売られていますが、サードパーティーのものは若干怖いところもあるので、microsoft社純正の無料ツールがあるので、これをお勧めします。いわゆる体験版で、有料バージョンもありますが、まずは無料のものを試して見ましょう。

そのページはここにあります。 Windows Live Onecare というページの中の、クリーンアップという項目をクリックします。 「承諾」を確認して次のページに進み、ページの中のをクリックすると、「承諾」・「今すぐインストール」・「AXtiveXの実行確認」「セキュリティ警告」を経て、インストールし、「スキャンプログラムの起動」をクリックして実行します。スキャンしても、削除の実行には診断結果の表示と削除確認が出るので、ここまでは次へで進めてかまいません。

  

次へを実行すると不要ファイルを削除し、結果をMicrosoftに送信するのチェックを外し(送信も可)次へで完了します。

 

最後に、Onecareのセールス画面が出ますが、「いいえ」で逃げてください。「はい」から先へ入ったことがないので、どうなっているかは知りません。

ここでじっこうしたは2つあり、特に有効なものは、レジストリファイルという起動時に毎回読み込まれるファイルを最適化するもので、内臓脂肪を取るようなものです。体感できる効果は小さいですが、パソコンの健康には大いに役に立ちます。レジストリファイルには、昔インストールして削除し、今では使っていない設定履歴など、無駄な履歴がぎっしり残っています。

●その他の設定

 最近、書店にはWindowsXpを長く使うことをテーマにした本がたくさん並んでいます。そこで紹介されているものは、難しいもの・易しいものがあり、自分のパソコンの環境にあっている対策とそうでないものもあります。「劇的効果」を期待する前に、自分のPCの基本性能を知ることが大切です。安全に誰でもできることとして、上の2項目を紹介しましたが、これ以外のものは若干危険も伴うので、注意が必要です。

セレロンCPUで、RAMメモリー128MBというパソコンでは、何よりも先にやらなければならないことは、RAMメモリーの増設です。また、ハードディスクが一杯で空き容量が25%を切っている場合は、ハードディスクを交換することが必要です。ハードディスクのプロパティにある、「ドライブを圧縮して空き容量を増やす」は決して実行してはいけません。ソフト的に容量を増やしても、使うときにいちいち圧縮を解除する時間が増えて、圧倒的に遅くなります。Dドライブがある場合は、こちらにデータを移すことで若干の改善にはなりますが、Cドライブというメインを増やさなければ根本的な解決にはなりません。方法はあるので、専門家に相談してみてください。

●今後も長く使うために

Service Pack2を適用していない場合は、インターネット・メールは使わないこと、または速やかにアップデートすることです。そして、必要な更新を適用して、最新の状態にすることを心がけてください。

新しいソフトのインストールはしないことも重要です。「新しいソフト=新しいパソコンで使うために開発したもの」なのです。ソフトのバージョンアップは、パソコンの資源を多く食うようになっています。そのパソコンの時代のソフトを使い続けることが大事です。ワード・エクセルなどは、その時代のWindowsに合わせたものです。また、インターネットの基本ソフト、インターネットエクスプローラー・メディアプレーヤーなども、「お誘い」に乗ってはいけません。また、AdobeやRialplayer・Qicktimeなどのソフトも、最新版が快適とは限りません。不具合・不都合がなければ、ソフトはそのまま使うこと、これもパソコンを長く使い秘訣です。これらは、PCが98・Me時代からXpに変わるときに多くのユーザーが経験したことです。

発売から6年、6年使ってやっと分かるOSの機能があります。知れば知るほど、WindowsXpは長く使いたいと思うのですが・・・。