光ファイバーが我が家に来た!

 2003年7月8日、待望の光ファイバー(NTT・Bフレッツ・ニューファミリー)が我が家にやって来ました。光ケーブルのインターネット環境をFTTHといいますが、これはFiber To The Home の略です。まさに、Fiber to my homeです。

 初めてインターネットに繋いだのは、1995年9月。パソコンは、NECのPC9821シリーズで、モデムはオムロンの14.4Kbpsでした。「接続しました」とは表示されるものの、画面(文字)が出るまで何分も待たされ、やっとページが表示されてもスクロールするといったん消えてしまいます。OSはWindows3.1でした。ブラウザは、Justシステム・一太郎におまけで付いてきたものです。
 あれから約8年・パソコンの世界ではdog yearなので、56年前という計算になりますが、まったくその通りです。
28.8Kbps→36Kpbs→56Kbps→ISDN64Kbpsとスピードも上がり、2001年5月にはADSL1.5Mbpsの常時接続になり、あまりのスピードの違いに驚きました。その後、2002年5月には8Mbpsに変更しました。電話局から2.5Kmなので、実際には3Mbpsくらいのスピードしか出ませんでしたが、それなりに快適なインターネットライフでした。ADSLも12Mbpsや24Mbpsなど、更に高速なものも登場しています。それでも、今回100MのBフレッツを選んだのは、「今なら工事費無料!」というキャンペーンに乗りたかった(乗ってあげたかった)せいもありますが、ADSLの非対称速度(下りは早いが、上りは遅い)では、双方向通信に無理が生じるからです。IP電話や、テレビ電話では、向こうから送られるものと、こちらから送るものにスピードの差があるのは不自然です。Win坊の場合は、ホームページのデータを送るときなどにも、非対称の速度差は気になっていました。

5月21日:インターネットから申し込む。
6月2日:現地調査。
7月8日:開通工事。(7月7日:プロバイダーへコース変更申し込み)

申し込みから実際の開通まで、約40日かかりました。

 

電線でもない、電話線でもない光ケーブルが、引き込まれます。我が家に引かれたのは2芯の頼りないケーブルでした。針金に抱かれてはいますが、電柱から空中を通って引っ張られています。光ケーブルは、ガラスの線なので、電柱からの分岐には「融着」という方法でガラスを溶かして接続するそうです。「カラスがとまっても、折れてしまう」というデリケートな線が空中でゆれるのは、ちょっと不安です。その割には、工事の人は普通に扱っていましたが・・。工事は、1時間で終わりました。

 工事の人とは違う「取材の人?」がなぜか写真を撮っていました。

←これが2回線のケーブル
右が補強用の針金で、左2本が光ファイバー。左端は、被覆を剥いたもの。

→空調のドレンの穴から室内に入れました。
こんなんで大丈夫??

ベランダから、空調の配管の穴を通って室内に入り、「終端装置」と呼ばれる12cm×20cmの箱が取り付けられ、ここに光ケーブルがセットされます。この箱の中には、被覆をはがされた髪の毛ほどの細い青色のグラスファイバーが接続されています。この箱に、LANケーブルまたはルーターが付きます。この終端装置は、NTTのリースになり、月額900円のリース料金と室内配線利用料200円がかかります。
 4500円の使用料は、安くはなりましたが、これがかかるので、実際には5600円です。これに、プロバイダー料金(2000円)が別途かかるので、光ファイバーはまだまだ高いですね。ルーターは、市販品(9800円)を購入しました。様子を見て、電話回線を廃止し、一般電話からもかかるIP電話に切り替えるつもりです。

 工事の最後に、チェックがあります。専用の測定機で損失と接続スピードを測っていました。損失は不明でしたが、スピードは68Mbpsとでました。実際には、プロバイダーから繋がるので、この速度は事実上のベストエフォートです。それなら100Mは出て欲しいと思いましたが、実際には速くても30Mbpsだそうです。それだけ出れば、現在の10倍になるので、スピードは実感できそうです。

10Mbpsも出ないのは! 早速繋いで見ました。最初は、切り離しが簡単なノートパソコン(WindowsMe)で試しました。ルーターを付けているので、フレッツ接続ツールは使いません。192.168.0.1のアドレスに繋いで、ブラウザからプロバイダーのID・パスワードを設定するだけです。いつものスピード測定のページに行き、測定を開始しました。何と、6.8Mbpsしか出ません!がっかり!これでは、局に近いADSLと変わらないではありませんか。何度やり直しても、最高で7.2Mbpsしか出ないのです。CATVにすれば良かった!騙された!・・

安物のLANカード(10Mbps)では、光の速さは出ない ここで気が付きました。このノートパソコンのLANアダプタは、安物の10Mbpsを使っています。今の時代は殆ど100MbpsのLANカードですが、ノートパソコンは10Mを使っている場合もあります。さすがに、10MのLANでは、それ以上は出ないでしょう。気を取り直して、100MのLANアダプタを使っているWindowsXpに繋いで見ました。出た!30.8Mbps!本当はもっと速いものを期待していましたが、最初のショックが大きかったので、30Mbps出れば御の字!という気になってしまいました。

古いパソコン(Xp以外)では、光でも遅い その後、Windows98・Windows2000と接続しましたが、これ以上の記録は出ませんでした。LANアダプタが100Mbpsでも、Windows98では17Mbps・Windows2000では12Mbpsくらいしか出ませんでした。常時使っているWindows2000パソコンでも、新しい光ケーブルには対応していません。TCP/IPの調整をしても15Mbpsくらいまでしか伸ばせませんでした。やはり、時代はWindowsXpなのです。しかし、メール送信などで確認すると、上りの速度は圧倒的に速くなっています。ADSLでは、下りは速くても、上りは1/10くらいに抑えられています。この制限が無くなったことは、十分ありがたいことです。後は、安定性の問題です。ただ、ADSLも最近は安定してきていたので、ちょっと未練が残ります。

LANボードのドライバソフトは、最新のものを
 メインで使っているWindows2000のスピードが遅いので、何とかならないかと考えていましたが、LANボードを交換するとネットワークの設定などで面倒です。100M対応のLANアダプタであることは間違いありませんが、ドライバが更新できないか探してみることにしました。ドライバは、1999年製でした。インターネットで探したら2003年版が見つかりました。ボードメーカーではなく、チップメーカーのページにありました。相当古い型で、「互換」という表記しかないので、これに入れ替えるときは、若干不安がありました。だめなら元に戻そうと覚悟を決め、更新ボタンをクリックしました。インストールは成功し、再起動の要求もなかったので、すぐにインターネットに繋ぎました。「速い!」、スピードを測ってみると、28Mbpsあります。2倍以上速くなりました。こんなことなら、もっと早くやっておけば良かった!1999年当時は、100MbpsなどLANの世界でも珍しかった規格です。それにしても、ドライバーソフトだけで2倍以上の改善があるなんて、驚きでした。98のボードのドライバーも調べてみようと思いました。

遅いページは、光でも遅い Hotmailなど、サーバーが込み合っていて遅いページは、光でもまったく同じです。そもそも、インターネットの道は、路地まで入ると100Mbpsの太さになっています。ここに、同時に10人入ってくれば、スピードは1/10になります。ベストエフォート100Mbpsという光ケーブルは、現状のインターネットでは過剰品質です。インターネットの道路が1Gbpsがあたりまえの状況になれば、光接続はもっと効果が期待できるでしょう。ただ、電話局から遠くて、ADSLが使えない人には、ブロードバンド環境実現の救世主であることは事実です。未だアナログ電話回線のダイヤルアップ接続をしている人は、思い切って光ファイバーにしてしまうのも良いと思います。

時間帯でスピードに変化がある スピードの出ない接続では、時間帯の差(インターネットの混雑)はあまり気になりませんでした。しかし、高性能スポーツカーで首都高を走るときのように、道路の混雑度でスピードは極端に変わります。今のところ、ADSLでのスピードより遅くなることはありませんが、30Mbpsから7Mbpsまで4倍以上の差が出ます。これは、Bフレッツ・ファミリーという、コースの特性にも原因があります。ファミリーとは、どこかの24人とグループになって、100Mbpsの回線を一つ使う仕組みです。この24人が同時にインターネットを使えば、100÷24≒4Mbpsとなってしまいます。この時期にBフレッツを申し込む人は、それなりにヘビーユーザーですから、夜11時過ぎはこうなる可能性が高いのです。

(2003/10/8)

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